1234567TOTAL
須高J00101013
八幡スポーツ少年団0101002x4

「八幡全員野球」

こたろう:
打撃では2打席の申告敬遠。タイブレークから登板したマウンドではエースとしてプライドの投球

あき:
ファーストでハーフバウンドとなった難しい送球を処理しチームのピンチを救う。前の打者が敬遠され意地のさよならヒット

こうき:
無駄に終わるかもしれないカバーリング。それでもチームのために、いつかの暴投に備えて走り続けるチームプレー

たいち:
タイブレークでの三遊間へのライナーを好捕しピンチをくい止める。随所でチームをまとめるキャプテンシー

りょうた:
打ってはセンターへクリーンヒット。セーフティバントやエンドランも仕掛ける曲者2番バッター

らいぜん:
いくつものサードゴロをそつなくこなしアウトを積み重ねた信頼抜群の鉄壁サード

ゆうき:
ベンチスタートでも一緒に戦っているからこそ、途中出場でも遜色ないプレー。気迫の走塁でチャンスと得点シーンを演出

ゆうと:
危惧された広い球場での後逸もどこ吹く風。鉄壁のキャッチングでピッチャーもチームも救う

そうた:
次のプレーを予測したベースカバー。セカンドを守ったりレフトを守ったりユーティリティに貢献

おうしろう:
4年生として、試合で初の16メートルからのピッチング。6回散発2安打で試合をつくる
 

この日の試合は、選手10人で臨む我がチームにとって唯一のスタメン落ちとなった、ゆうきの悔し涙から始まった。

悔しいのはよくわかる。ただ控えだからと悲観することはない。いつでも俺たちは全員一緒に戦っている。監督だってゆうきのこれまでの努力も成長も見てきている。実力だけで、時には努力だけでスタメンが決まるわけではない。その試合、その試合で試合運びをプランニングした結果のスタメンとスタベン。それは、ゆうきも含め誰もがわかっているはずだけど、ゆうきの涙を見て俺たちは改めて「八幡全員野球」を誓った。

その後の選手だけでのミーティング。監督・コーチはそこで何が話し合われたかは知らない。だけど、試合を見ていれば、それは火を見るより明らかであった。終始緊迫した試合展開の中、一丸となった選手たちは常に前を向いて戦い続けた。

今日の勝利は、まさにチーム全員で勝ち取った一勝だったと思う。序盤ベンチスタートのゆうきも、攻撃時はいつも一塁コーチャーに立ち、守備時はベンチから声を張り上げていた。途中出場となってからは、気迫の走塁で内野安打を勝ち取り、タイブレークとなった最終回でも気迫の走塁で同点のホームを踏んだ。スライディングをして擦りむいた膝が誇らしかった。

本当にいいチームになった。試合前にもらい泣きをして、試合後に再び泣かされた。

トーナメント表