お父さんの為の野球教室-1
No.1 よく使われる間違った投手への指導とは?

【少年野球のコーチをされている方からのご質問】
私が所属するチームの指導者は、ピッチャーに対して
「腕を振れ」
「腕が振れてない。だから球が来ていない」
というような表現で、単に【腕を振れ】とだけ子供にいいます。
「最初は、全然疑問に思っていなかったのですが、腕が振れていないってどういうこと?」
という疑問が沸いてきました。
子供達は精一杯投げているつもりなのに、単に腕を振れでは分からないと思います。
きっと指導者も、本質を理解できていないのだと思います。
「そこで質問ですが、腕が振れていないというのはどういうことなのでしょうか?」
腕が振れている/振れていないは何を持って判断できるのでしょうか?
腕が振れた状態にするにはどういう練習が効果的なのでしょうか?

【回答】
「もっと腕を振りなさい」というフレーズは良く耳にします。
ですがこれは、【すごく怖い言葉】であると言うことを知っておく必要があります。
もちろん結果として、腕が振れていないことはあります。
しかしながらそれは【結果で】しかないのです。
このような経験を一度はしたことがないでしょうか?
子供の頃に「勉強しなさい、勉強しなさい」と親によく言われたことはないでしょうか?
勉強が大事なのはなんとなく分かってはいるものの、なぜ必要なのか?
どういう風にしたら良いのか分からない。
あれこれ考えている内に勉強が楽しくなくなって勉強をしなくなる。
これと同じと考えて下さい。
指導者は「腕が振れていない」という、一見分かり易いフレーズで的確な指導をしたつもりでも、
選手は何がなんだか分かっていません。
むしろ袋小路に迷い込んでしまい、どんどんスランプに陥る可能性や下手をすると怪我を誘発す
る事もあるのです。
「腕が振れていない」と言うフレーズを使う指導者は実際には腕の振りなんて見てはいません。
ボールに勢いがあるかないか、コントロールがあるかないかで判断しています。

普通の人間の目が、腕の振りのスピードの微妙な速度なんて見分けがつくはずありません。
「球に勢いがない」=「腕が振れていない」
このように答えを導いてしまします。
しかし本質部分を考えると腕は「振る」のではなく「振られる」ものです。
腕は「振る」のではなく「振られる」とはどういうことか?
腕は「振る」のではなく「振られる」ものです。
その理由がわかっていれば、ほかの人とは違う指導者になる事が出来ますよ。

(桜井ノートのコピペです、以後暇なときに掲載します:田中)
八幡スポ少 返信数:0 更新日:2017/7/21 10:54 / 投稿日:2017/7/21 10:54