No.26 体を動かす順番って…
先日このような質問メールをいただきました。
【質問】
実は、わたしも高校野球まではやりまして、今では子供が少年野球をやっていま
すが、よく「肘を下げると肘を痛める」と聞きます。
つまり感覚として肘を下げないと痛めないということは分かっているのです
が、理論的に説明ができません。 (一部省略)
文章だけでご説明つくかどうかわかりませんが、一例から私の考えを述べさせていただきます。
肘に負荷がかかるのは、腕を伸ばした状態から引っ張りや急停止を行った時です。
私は、しっかりと体を動かす順番を守れば怪我のリスクは格段に抑えることができると
考えております。
体を動かす順番。
①振りかぶり

②足を上げ

③踏み出し

④体重移動を行い

⑤上半身をひねり

⑥腕を振る
単純なことですが、これができていない人が多いのも事実です。
今回ご質問いただいた部分で申しますと、例えば肘が下がる(下がっている)ということは、
上半身のひねりの前に肘が始動した状態にあります。
肘が下がっていると、動作できる範囲が狭くなる(短くなる)ため、
腕を振るタイミングは早くなります。
腕のタイミングが早まると体を開かなければなりません。
そうなると、腕が伸びた状態から引っ張りのテンションが肘にかかってしまうか腕を前に押し出す
かしか投げる方法がなくなります。
つまり最初に述べさせていただいた肘に負荷が掛かる状態になってしまいます。
簡単にまとめますと・・・
肘の高さと言うのは、肘の可動の範囲を広げ、投球動作の順番を守る役割があり、肘の可動範囲
を広くもっておくことで、投球の順序が守られ、体の開きからくる肘へのテンションや
押し出しによる肘へのテンションが掛かることを抑制します。
八幡スポ少 返信数:0 更新日:2017/11/17 7:35 / 投稿日:2017/11/17 7:35