No.21 クイックモーションについてです
こんばんは、お父さんのための野球教室の桜井です。
今日はクイックモーションについてのアドバイスです。
高校時代、ものすごく私は苦手でした。
とにかく素早く動作すればいいという意識しかなかったため、
ボールをリリースするタイミングが安定せず、
セットポジションではコントロールを乱していました。
ですが、下半身の体重移動に取り組み始めると、クイックモーションでもコントロールや
スピードを安定させる方法が自然に身についてきました。
クイックモーションは、動作全てを早く動かそうとしてはいけません。
フォームのある一部をショートカットするだけです。
そのショートカットする部分は「足を上げる」という動作になります。
「足を上げる」という動作は、投球の動作における力を蓄える作業だということは
これまで色々なところで言っておりますが、その作業をショートカットさせます。
それ以降の動作は、振りかぶって投げる動作と全く同じです。早くしても遅くしてもいけません。
ですが、投球に必要な力を蓄える動作ショートカットさせてしまったら、
投げることができなくなるのでは?という疑問が湧いてきます。
この「足を上げる」という動作の代替がクイックモーションのポイントです。
まずは、セットポジションの姿勢を作ります。
そこから、上半身はそのままの状態を保っておいて、踏み出す足の膝を軸足の膝に軽くぶつける
ように引き上げてきます。
その後は、足を上げるときと同じようにしっかりと踏み出して体重移動を行ってください。
このときの注意点は、両肩のラインは水平に保っておくこと。
そして軸足側の股関節で体重を感じることです。
体重を感じなければ、「足を上げる」動作の代替ができないため、
スピードやコントロールが安定しません。
急いでいてもやるべきことはきちんとする。
ピッチングも普段の生活と同じなんですね。
八幡スポ少 返信数:0 更新日:2017/11/17 7:21 / 投稿日:2017/11/17 7:21