No4. 急増中! サイドスロー投手のためのフォームの安定化大作戦
【高校二年生サイドスロー投手さんからのご質問】
はじめまして、高校2年で野球部でピッチャーをしていてサイドスローです。
自分はこの冬からサイドスローに転向しようと考えいままでやってきたのですが、なかなかうまくサイドスローになれません,サイドスローの腕の使い方がよくわからなく、
いつもテイクバックやリリースの位置が安定しません。
できればこの腕の使い方(テイクバックの仕方)とフォームの安定をするための練習法を教えていただけませんでしょうか?

【回答】
腕の使い方は意識しなくてもいいんですよ。意識してしまうと逆に体が開きます、
大事なのは下半身の動作。
これをしっかりとマスターする事で腕の使い方(リリースの位置)が一定します。

下半身の動作を徹底して繰り返し練習します。
鏡の前で行って下さい。
腕は振らなくていいので、家の中でもできると思います。
ここで注意するのは、背筋をしっかりと伸ばすこと。
体が反っていたり、前のめりになってはいけません。
必ずまっすぐに姿勢を保ちながら、おこなってください。
背筋や腹筋を鍛えるのは、このためです。
また、練習の時もキャッチボール前にこの動作をウォーミングアップとして取り入れます。
そしてキャッチボールもこれを意識して行います。
いい球が行くかどうかは、フォームを作る時は気にしなくてOK。
その動作ができたかどうかだけをチェックしましょう。
そしてピッチング。
ピッチングでその動作が出来ていないなと思ったら一旦ストップし、下半身のシャドウピッチングを行いましょう。
そして納得したらピッチングに戻ります。この繰り返しを行います。

サイドスローは特にそうですが、3塁手だけにしか胸を見せないようにピッチングすることで、
球のキレ、フォームの安定、打ちにくさが増します。
3塁手だけにしか胸を見せずに投げるには、振りかぶる以外の投球動作中、バッターやショートの
選手に胸を見せないと言うこと。
つまりキャッチャー、投手、センターを一つの線でつないで、その線上から肩が開いたり入ったりしない状態で投げるのです。
そして、ギリギリまでがんばってその状態を保ち、これ以上は無理だというところで勝手に腕が出
てくるのでそこで指先を意識してボールに力を加えてあげる。
これが一番ベストなフォーム。
これも一番最初に言った「下半身の動作を安定させる事」がマスターできれば、
自然にできるはずです。

サイドスローはオーバースローよりも、背筋や腹筋が強靭でなければなりません。
腹筋や背筋はやりすぎという事は絶対にありません。
暇があれば腹筋背筋を鍛えて下さい。
「下半身の動作を安定させる事でリリースの位置を一定に出来る」で述べたことを繰り返していく
事で必ず腹筋背筋の重要性に気づくはずです。

八幡スポ少 返信数:0 更新日:2017/8/3 7:50 / 投稿日:2017/8/3 7:50