お父さんための野球教室-2
No.2 ライバルに差をつける【秘密の練習方法】

【中学2年生軟式野球投手さんからのご質問】
僕は中2で軟式野球部の投手です。
球速アップをしたいと思っています。
この間、僕の友達がたまたまスピードガンを持ってきて、
早速測ってもらった結果MAXは120kmでした。
練習メニューはちゃんと走り込みしているし、ダッシュもしていますが、
なかなか思うように球速がアップしません。
球速をアップさせるには、どういう練習をしてどこを鍛えればいいか教えてください。
3年生になって130km越えのストレートを投げられるといいと思っているんで、
どうかお願いします!!!!!!

【回答】
中学2年生だと特定の場所を鍛えるのではなく、
全体をバランスよく鍛えていくことをおすすめしています。
が・・・あえて言うならば、まずは腹筋・背筋は基本中の基本です。
これはいくら鍛えても、鍛え過ぎということはありません。
そして、ふくらはぎ・太もも・上腕が投手としてポイントになってきます。
ですが、これらの筋肉を生活の中での動作を意識できるかが最も重要なのです。
何も練習時間だけが練習ではありません。
練習時間でライバルに差をつけるには、それ相当の内容と量をこなさなければいけません。
限られた時間の中では、なかなか差をつけることは難しいですよね。
これも工夫次第なんですけど。
人があまり意識しない、気にしない所にチャンスはあるんですよ。
家に帰ってから練習する人は結構いるかもしれません。
ですが、家に帰る途中で練習する人は少ないと思います。
そこに差をつけるチャンスがあるんです。
例えば、徒歩で通学しているのなら帰りは爪先立ちで帰ってみる。
これだけで、かなりのふくらはぎの筋力トレーニングになるし、
体全体のバランス強化にもなるんです。
また授業中は居眠りする時間があるのなら、椅子に浅く腰をかけて1時間みっちり背筋を伸ばして
下さい。
そうすることで腹筋や背筋の強化や、投球時のフォームのバランスが安定するのです。
授業もしっかり聞けるし一石二鳥ですよね。
こういった具合に練習時間も時間外もさっき述べた部分を特に意識して過ごす事が、球速アップ
への最大の近道なのです。

「なんだ、簡単じゃん。」と思われるかもしれませんが、
これを意識する選手とそうでない選手は大きな差となってあらわれるのです。
その意識の持続を「できる」か「できない」かで、ここぞという時の集中力につながります。
明日から少し意識を変えてみましょう。
これが出来れば自信が沸いてきてピッチングも見違えるほど変わってきます。
八幡スポ少 返信数:0 更新日:2017/7/24 15:43 / 投稿日:2017/7/24 15:43